ミロ(ホアン=) (1893〜1983)スペインの画家・版画(はんが)家。バルセロナで学び1919年パリに出て24年から超現実主義(ちょうげんじつしゅぎ)運動に参加(さんか)。一般(いっぱん)によく知られる絶妙(ぜつみょう)な技巧(ぎこう)と幼児的(ようじてき)な天真らんまんさをむすびつけた作風は第二次世界大戦(たいせん)後のものであるが,それ以前(いぜん)に多彩(たさい)な表現(ひょうげん)をこころみ,すでに成功(せいこう)をおさめていた。絵画・版画(はんが)のほかに陶器(とうき)・彫刻(ちょうこく)にもすぐれた作品が多い。