ミロのビーナス ヘレニズム末期(まっき)の代表的(だいひょうてき)な大理石像(ぞう)。紀元(きげん)前2世紀末(せいきすえ)ごろの作品で,高さ2.04m。半身裸体立像(らたいりつぞう)で両腕(うで)をうしなっているが,バランスのとれた美しいすがたである。◇1820年,エーゲ海のキクラデス諸島(しょとう)中のミロ(ミロス)島で発見された。現在(げんざい),パリのルーブル美術(びじゅつ)館が所蔵(しょぞう)している。