みんけんじゆうろん【民権自由論】 1879(明治(めいじ)12)年,植木枝盛(うえきえもり)があらわした民権(みんけん)思想の啓蒙(けいもう)書。人間は生まれながらに基本的人権(きほんてきじんけん)があたえられているという天賦人権論(てんぷじんけんろん)や人民主権論(じんみんしゅけんろん)などを一般(いっぱん)の人々にわかりやすく説(と)き,民権(みんけん)思想の普及(ふきゅう)に大きな役割(やくわり)をはたした。