*みんぞくじけつしゅぎ【民族自決主義】 民族(みんぞく)は自己(じこ)の政治的(せいじてき)運命をみずから決定する権利(けんり)をもっており,他民族(みんぞく)の干渉(かんしょう)をゆるすべきではないという主張(しゅちょう)。第一次世界大戦(たいせん)のとき,アメリカ合衆国(がっしゅうこく)のウィルソン大統領(だいとうりょう)が「14か条(じょう)の平和原則(げんそく)」で提唱(ていしょう)。国際連盟(こくさいれんめい)で強調されたが,実際(じっさい)に実現(じつげん)されたのは,第二次世界大戦(たいせん)後である。コーチ しかし,現在民族(げんざいみんぞく)運動ははげしいいきおいで高まっており,たがいに利害(りがい)の対立する民族(みんぞく)の主張(しゅちょう)を,どのように調整していくかが,大きな問題となっている。