むかいきょらい【向井去来】 (1651〜1704)江戸(えど)時代前期の俳人(はいじん)。肥前(ひぜん)国(長崎(ながさき)県)に生まれる。父は儒学(じゅがく)者・医師(いし)として有名な向井元升(むかいげんしょう)。武芸(ぶげい)にすぐれていたが,30歳(さい)ごろ松尾芭蕉(まつおばしょう)の弟子(でし)となった。京都(きょうと)のはずれの嵯峨(さが)に落柿舎(らくししゃ)をたてて住み,関西俳壇(かんさいはいだん)の中心人物として活躍(かつやく)した。蕉門十哲(しょうもんじってつ)の1人で,著書(ちょしょ)に『去来抄(きょらいしょう)』がある。◇「花守(はなもり)や白きかしらをつき合せ」