むさんせいとう【無産政党】 第二次世界大戦(たいせん)前に成立(せいりつ)した無産(むさん)者(資産(しさん)のない労働(ろうどう)者や農民(のうみん))の利益(りえき)を代表する政党(せいとう)。1925(大正14)年の普通選挙法(ふつうせんきょほう)制定(せいてい)をきっかけに,同年12月に農民労働党(のうみんろうどうとう)が結成(けっせい)されたが,即日(そくじつ)解散(かいさん)を命じられた。このあと再建(さいけん)の運動がつづけられ,翌1926年には左派(さは)の労働農民党(ろうどうのうみんとう),中間派(は)の日本労農党(ろうのうとう),右派(うは)の社会民衆党(みんしゅうとう)が誕生(たんじょう)。第1回普通選挙(ふつうせんきょ)(1928年)では8名が当選(とうせん)した。