むしょくこうぶつ【無色鉱物】 造岩鉱物(ぞうがんこうぶつ)のうち,肉眼(にくがん)で見て白っぽい鉱物(こうぶつ)。白色鉱物(こうぶつ)ともいう。斜(しゃ)長石・カリ長石・石英(せきえい)のように鉱物(こうぶつ)自体が淡色(たんしょく)であり,それらの薄片(はくへん)が無色透明(むしょくとうめい)のものをいう。◇石英(せきえい)は化学組成(そせい)が一定の化合物であるが,長石類(るい)はナトリウム分やカルシウム分の量(りょう)がさまざまである。対有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)コーチ 無色鉱物(むしょくこうぶつ)を多くふくみ,有色鉱物(こうぶつ)の量が20%以下(いか)の火成岩(かせいがん)には,花こう岩・流紋岩(りゅうもんがん)などがある。