ムスリムどうほうだん【ムスリム同胞団】

イスラム復興(ふっこう)をめざす大衆運動(たいしゅううんどう)の組織(そしき)。1928年,エジプトで創設(そうせつ)され,イスラム教(きょう)の多数派(たすうは)スンナ派(は)のアラブ世界(せかい)に広(ひろ)まった,現代生活(げんだいせいかつ)でのイスラムの実践(じっせん),コーランを憲法(けんぽう)とするイスラム国家(こっか)の建設(けんせつ)を主張(しゅちょう)して,労働組合(ろうどうくみあい),スポーツ団体(だんたい),企業(きぎょう)にまで進出(しんしゅつ)し巨大(きょだい)な大衆組織(たいしゅうそしき)に成長(せいちょう)した。一方(いっぽう)で,地下組織(ちかそしき)はジハード(聖戦(せいせん))の呼(よ)びかけなど先鋭化(せんえいか)した結果(けっか),エジプトでは政府(せいふ)による厳(きび)しい弾圧(だんあつ)が続(つづ)けられることになった。◇2012年6月,アラブの春(はる)によるムバラク政権(せいけん)の崩壊後(ほうかいご),初(はつ)の自由選挙(じゆうせんきょ)によりエジプト大統領(だいとうりょう)に就任(しゅうにん)したムハンマド・ムルスィーは,初(はじ)めてのムスリム同胞団出身(どうほうだんしゅっしん)の文民大統領(ぶんみんだいとうりょう)であったが,翌(よく)2013年の軍事(ぐんじ)クーデターで失脚(しっきゃく)して,不安定(ふあんてい)な政治情勢(せいじじょうせい)が続(つづ)いている。

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