シジミチョウ科の昆虫。成虫の状態で冬を越し,翌年の早春,食樹の芽や小枝,葉などに1個ずつ卵をうみつける。この卵からかえった幼虫が成長して成虫となるのは5月下旬〜6月上旬からで,その後は秋まで連続的に発生する。早春以外の時期に行われる産卵は,食草の新芽にうむ。1年に発生する回数は,およそ3〜4回と考えられている。食樹はブナ科のアラカシ・ウラジロガシ・シラカシなど。夏にはコナラ・クヌギ・ミズナラなど落葉性のブナ科植物にもつく。開張:32〜37mm。見られる時期:5月〜秋。分布:本州・四国・九州・南西諸島。(昆虫類 チョウ目 シジミチョウ科)