(1852〜1912)明治時代の天皇(在位1867〜1912)。孝明天皇の皇子で,名は睦仁。倒幕派の諸勢力におされて王政復古を実現後,1868年,五箇条の御誓文で新しい政治方針を示し,明治と改元。翌年,江戸から東京と名をかえた新都にうつり,江戸城を皇居とした。在位45年におよび,その間,大日本帝国憲法発布,国会開設などを行い,天皇を頂点とする近代国家が形づくられた。また,天皇は陸海軍の最高指導者として日清戦争・日露戦争に勝利し,日本の国際的地位を高め,大帝として国民の尊敬を集めた。◇明治神宮にまつられている。