メーテルリンク(モーリス=) (1862〜1949)ベルギーの劇(げき)作家・詩人。弁護士(べんごし)をしながら,30歳(さい)ごろから文学作品を発表した。はじめは運命に対する人間の無力(むりょく)さを戯曲(ぎきょく)に書いたが,のちには『青い鳥』など,人間の知性(ちせい)が運命をも変(か)えるという明るい戯曲(ぎきょく)をつくるようになった。『ペレアスとメリザンド』『モンナ=バンナ』なども有名。1911年にノーベル文学賞(しょう)を受賞(じゅしょう)。