めんざいふ【免罪符】 カトリック教会が,信者(しんじゃ)の罪(つみ)をゆるすあかしとして販売(はんばい)した証書(しょうしょ)。11世紀(せいき)ごろから,教会の収入源(しゅうにゅうげん)となっていた。1514年に法王(ほうおう)レオ10世がサン=ピエトロ大聖堂(せいどう)の改築費用(かいちくひよう)を得(え)るために売りだしたものは,規模(きぼ)が大きく,ルターが宗教改革(しゅうきょうかいかく)をおこすきっかけとなった。◇贖宥符(しょくゆうふ)ともいう。