もうはん【盲斑】 目の網膜(もうまく)で,視神経(ししんけい)の束(たば)が眼球(がんきゅう)の後ろ側(がわ)に出るために通過(つうか)する部分。別名盲点(べつめいもうてん)。ここには視細胞(しさいぼう)がないので,視覚(しかく)が欠(か)けている。ヒトでは視野(しや)の中心から,外側(がわ)(わずかに下側(がわ))に視覚約(しかくやく)15度の点を中心としたところにある。◇発見者の名をとって「マリオットの点」ともいう。