*もうりもとなり【毛利元就】 (1497〜1571)戦国(せんごく)時代の武将(ぶしょう)。弘元(ひろもと)の子。はじめ尼子氏(あまこし)にしたがい,のち大内氏(おおうちし)についた。1555年,大内義隆(おおうちよしたか)をころした陶晴賢(すえはるかた)を厳島(いつくしま)でやぶり,さらに尼子氏(あまこし)をほろぼして,中国地方10か国を領地(りょうち)とする戦国(せんごく)大名となった。◇3人の子に矢を1本ずつ折(お)らせ,今度は3本たばねてあたえたが,折(お)ることができなかったことから,子らに兄弟の協力(きょうりょく)の大切さを説(と)いたという「三矢(さんし)の教訓(きょうくん)」は後世の作である。