モノチス 中生代三畳紀(さんじょうき)後期に繁栄(はんえい)した軟体(なんたい)動物。殻(から)がだ円形や半円形の二枚貝(にまいがい)で,三畳紀(さんじょうき)後期の地層(ちそう)によく産出(さんしゅつ)し,示準(しじゅん)化石として,時代の判定(はんてい)と地層(ちそう)の対比(たいひ)に広く利用(りよう)されている。ヨーロッパ・シベリア・太平洋地域(ちいき)に多く産出(さんしゅつ)し,日本では,宮城(みやぎ)県志津川(しづがわ)地方・岡山(おかやま)県成羽(なりわ)地方のほか各地(かくち)に密集(みっしゅう)した化石層(そう)がある。