*モヘンジョ=ダロ パキスタン南部,インダス川西岸にある,インダス文明の都市遺跡(いせき)。紀元(きげん)前2500〜前1500年ごろにさかえたと考えられ,西に城(じょう)さい,東に市街(しがい)地があり,建造(けんぞう)物はすべてれんがづくり。城(じょう)さいには大穀物倉庫(こくもつそうこ)・浴場(よくじょう)・集会堂(どう)などがある。市街(しがい)地は高度な都市計画により,大通りがごばん目状(じょう)に走り,排水設備(はいすいせつび)がととのっている。象形(しょうけい)文字のある印章(いんしょう)や土器(どき)・青銅器(せいどうき)・宝石(ほうせき)なども多数出土。ほろびた原因(げんいん)については諸説(しょせつ)がある。→インダス文明(ぶんめい)