モーム(ウィリアム=サマセット=) (1874〜1965)イギリスの小説(しょうせつ)家・劇(げき)作家。パリで生まれ,ロンドンで医学をおさめたのち,小説(しょうせつ)家となった。第一次・第二次世界大戦(たいせん)では情報機関(じょうほうきかん)につとめ,その体験(たいけん)が小説(しょうせつ)に生かされている。わかりやすい文体で人間性(にんげんせい)の矛盾(むじゅん)をするどくついた作品が多く,『月と六ペンス』『人間の絆(きずな)』『かみそりの刃(は)』などが有名。