モリソンごうじけん【モリソン号事件】 幕末(ばくまつ)期の1837年,日本人漂流民(ひょうりゅうみん)を乗せて浦賀(うらが)(神奈川(かながわ)県)沖(おき)に来航(らいこう)したアメリカ船モリソン号を,幕府(ばくふ)の砲台(ほうだい)が砲撃(ほうげき)した事件(じけん)。この幕府(ばくふ)の処置(しょち)を渡辺崋山(わたなべかざん)・高野長英(たかのちょうえい)らが批判(ひはん)したことから,やがて蛮社(ばんしゃ)の獄(ごく)がおこされた。