西アフリカ,大西洋に面する国。政体は共和政で,元首は大統領。首都ヌアクショット。国土の大部分がサハラ砂漠で,南部のセネガル川流域以外はほとんど雨がふらない。主産業は農牧業で,アワ・トウモロコシ・ジャガイモ・米を生産。羊・ヤギ・牛・ラクダの牧畜もさかん。鉄鉱石・銅鉱を産出。古くからアフリカ系農民が住み,砂漠化の進行とベルベル人の南下で南部へ移動。16世紀からアラブ人が支配。20世紀初めにフランスの植民地となり,1960年独立。面積:102.6万km2,人口:346万。
〔国名の由来〕
国民の大半をしめる「モール(ムーア)人」の国の意。
〔国旗の由来〕
緑は
預言者ムハンマドの色であり,また国の
砂漠を
肥よくな農地にしたい,という
希望を
示す。三日月と星はイスラム
諸国旗に
共通だが,黄色はめずらしい。
コーチ
住民の
約80%はアラブ
系とベルベル
系の
混血のムーア人,
約20%はアフリカ
系住民である。