やえせ【八重瀬(町)】 沖縄(おきなわ)県,沖縄(おきなわ)島南部にあり,西側(がわ)を糸満(いとまん)市,東側(がわ)を南城(なんじょう)市に接(せっ)し,南側(がわ)を太平洋に面する町。海岸は隆起(りゅうき)サンゴ礁(しょう)の断崖(だんがい)がつづき,具志頭城跡(ぐしかみじょうあと)などの史跡(しせき)もある。内陸(ないりく)部はほぼ平坦(へいたん)な台地。サトウキビ栽培(さいばい)がおもな産業(さんぎょう)。観賞(かんしょう)用植物(しょくぶつ)・熱帯果樹(ねったいかじゅ)・野菜栽培(やさいさいばい)や養豚(ようとん)・酪農(らくのう)も行っている。那覇(なは)市に通じる国道が通っていることから近年都市化が進み,人口・世帯(せたい)数とも増加(ぞうか)。八重瀬(やえせ)公園はサクラの名所。海岸部一帯(いったい)は沖縄戦跡(おきなわせんせき)国定公園に指定。◇2006(平成(へいせい)18)年1月,東風平(こちんだ)町と具志頭(ぐしかみ)村が合併(がっぺい)して成立(せいりつ)。人口:2.9万(2013年)。