やくしまこくりつこうえん【屋久島国立公園】 鹿児島(かごしま)県の屋久(やく)島の一部と口永良部(くちのえらぶ)島の全域(ぜんいき)によって構成(こうせい)される国立公園。屋久(やく)島の宮之浦岳(みやのうらだけ)(1936m)は九州地方の最高峰(さいこうほう)で,屋久(やく)スギの原始林や山ろくの亜熱帯(あねったい)植物などが独特(どくとく)の景観(けいかん)をかたちづくる。口永良部(くちのえらぶ)島は屋久(やく)島の北西約12kmにあり,新旧2つの火山群(ぐん)が結合(けつごう)してできた薩南(さつなん)火山群島最大(ぐんとうさいだい)の火山島(面積約(めんせきやく)36km2)。島内各所(かくしょ)で温泉(おんせん)がわき,エラブオオコウモリなどが生息する。◇2012年3月,霧島屋久(きりしまやく)国立公園から分離独立(ぶんりどくりつ)。