やすいそうたろう【安井曾太郎】 (1888〜1955)大正・昭和期の洋画家。京都(きょうと)の生まれ。浅井忠(あさいちゅう)に師事(しじ)。フランスに留学(りゅうがく)してピサロ・セザンヌらの影響(えいきょう)を受け,主観主義的(しゅかんしゅぎてき)な写実絵画を確立(かくりつ)して独自(どくじ)の画境(がきょう)を開き,風景(ふうけい)画・静物(せいぶつ)画・肖像(しょうぞう)画の分野に充実(じゅうじつ)した画業をきずいた。代表作に「黒き髪(かみ)の女」「金蓉(きんよう)」など。1952(昭和27)年に文化勲章(くんしょう)を受章。