*やなぎたくにお【柳田国男】 (1875〜1962)明治(めいじ)・大正・昭和時代の詩人・民俗(みんぞく)学者。兵庫(ひょうご)県の生まれ。地方の名もない民衆(みんしゅう)がつたえる昔話や伝説(でんせつ),生活のありさまを調べることによって,日本の民族(みんぞく)や民衆(みんしゅう)のほんとうのすがたをつかむことがだいじだと考え,日本民俗(みんぞく)学の基礎(きそ)をつくった。著書(ちょしょ)は『遠野物語(とおのものがたり)』『先祖(せんぞ)の話』『海上の道』など,多数にのぼる。◇1951(昭和26)年に文化勲章(くんしょう)を受章。