やなぎはらよしたつ【柳原義達】 (1910〜2004)兵庫(ひょうご)県神戸(こうべ)市生まれの彫刻(ちょうこく)家。最初(さいしょ)は日本画をこころざしていたが,ロダン・ブールデルの作品集を見て衝撃(しょうげき)を受け,彫刻(ちょうこく)家に転向する。東京美術(とうきょうびじゅつ)学校彫刻科(ちょうこくか)で学び,卒業(そつぎょう)後,舟越保武(ふなこしやすたけ)らとともに新制作派協会彫刻(しんせいさくはきょうかいちょうこく)部を設立(せつりつ)する。その後,渡仏(とふつ)し,ブールデル門下のオリコストに学んだ。かれの作品は大別(たいべつ)すると「首像(しゅぞう)シリーズ」「道標(どうひょう)(鳩(はと),鴉(からす))シリーズ」そして「裸婦座像(らふざぞう),立像(りつぞう)シリーズ」の3つがある。