日本ではじめてつくられた近代的製鉄所。1897(明治30)年,官営の製鉄所として福岡県八幡村(今の北九州市八幡東区)に設立され,1901(明治34)年から操業を開始。鉄鉱石は大陸から,石炭は地元でたやすく入手できたため,その後しだいに規模を拡大,日本の鉄鋼業の発展に大きな役割をはたした。1934(昭和9)年日本製鉄株式会社となり,1950(昭和25)年から八幡製鉄株式会社の所属となった。◇1970(昭和45)年,新日本製鐵所の成立でその主力工場となったが,合理化によって,1978年までに高炉の火は消えた。
コーチ
製鉄所の最初の高炉であった東田第1号高炉は保存され,東田高炉記念広場ができている。
年代暗記
八幡製鉄所の操業開始…これから行くわい(1901)製鉄所