やまだながまさ【山田長政】 (?〜1630)江戸(えど)時代初期(しょき),シャム(現在(げんざい)のタイ)のアユタヤ日本町の頭領(とうりょう)。駿河(するが)国(静岡(しずおか)県)の生まれ。1612年ごろシャムにわたり,近隣諸国(きんりんしょこく)との戦争(せんそう)に参加(さんか)し,しだいにみとめられ,日本町の頭領(とうりょう)となった。ソンタム国王の信任(しんにん)も厚(あつ)く,シャムの外征(がいせい)に功(こう)を立てて最高(さいこう)の官位(かんい)にまでのぼったが,国王の死後,王位継承争(おういけいしょうあらそ)いにまきこまれて毒殺(どくさつ)された。