やまむらぼちょう【山村暮鳥】 (1884〜1924)明治(めいじ)・大正時代の詩人。群馬(ぐんま)県に生まれる。本名土田八九十(つちだはっくじゅう)。1910(明治(めいじ)43)年,自由詩社に参加(さんか)し,象徴(しょうちょう)詩を書きはじめた。のち白樺派(しらかばは)の影響(えいきょう)からヒューマニズムを基調(きちょう)とする民衆詩派(みんしゅうしは)に転じ,晩年(ばんねん)は東洋的(とうようてき)な静寂(せいじゃく)の境地(きょうち)に達(たっ)した。詩集に『聖三稜玻璃(せいさんりょうはり)』『風は草木にささやいた』『雲』がある。