*やまもとゆうぞう【山本有三】 (1887〜1974)大正・昭和時代の小説(しょうせつ)家・劇(げき)作家。本名は勇造(ゆうぞう)。栃木(とちぎ)県に生まれる。大学を卒業(そつぎょう)後,『嬰児殺(えいじごろ)し』『同志(どうし)の人々』などの戯曲(ぎきょく)を発表。のち小説(しょうせつ)に力を入れ,『波』『女の一生』『路傍(ろぼう)の石』『真実一路』など人道主義的(しゅぎてき)な作品で評判(ひょうばん)を高めた。第二次世界大戦(たいせん)後,参議院議員(さんぎいんぎいん)としても活躍(かつやく)。1965(昭和40)年に文化勲章(くんしょう)を受章した。