やよいぶんか【弥生文化】 紀元(きげん)前3世紀(せいき)から紀元(きげん)3世紀(せいき)ごろにかけての,日本で食料(しょくりょう)生産を基盤(きばん)にした最初(さいしょ)の文化。弥生(やよい)文化は,弥生土器(やよいどき)の使用,稲作農耕(いなさくのうこう),鉄器(てっき)・青銅器(せいどうき)の使用によって特徴(とくちょう)づけられ,縄文(じょうもん)文化から移行(いこう)した後,古墳(こふん)時代が始まるまでの文化をさす。弥生(やよい)文化は,先行する縄文(じょうもん)文化に,稲作(いなさく)とその農耕技術(のうこうぎじゅつ),金属器(きんぞくき)をもつ大陸(たいりく)からの渡来(とらい)人の文化が融合(ゆうごう)して成立(せいりつ)したものと考えられる。