ゆうあいかい【友愛会】 大正時代の全国的(ぜんこくてき)な労働(ろうどう)組合。1912(大正1)年8月,鈴木文治(すずきぶんじ)ら15名で結成(けっせい)。最初(さいしょ)は,助けあいや修養(しゅうよう)の組織(そしき)だったが,大企業(きぎょう)の労働(ろうどう)者に会員がふえ,1918(大正7)年には全国の工業都市に120の支部(しぶ),会員も3万人と発展(はってん)した。1919(大正8)年,大日本労働総同盟友愛(ろうどうそうどうめいゆうあい)会と改称(かいしょう),本格的(ほんかくてき)な労働(ろうどう)組合として発足し,普通選挙(ふつうせんきょ)運動,第1回メーデーを推進(すいしん)した。1921(大正10)年,日本労働総同盟(ろうどうそうどうめい)へ発展(はってん)。