有効求職者数に対する,有効求人数の割合を示す統計数字。公共職業安定所(ハローワーク)では,仕事を求める求職者に対し,会社や事業所などが働く人を求める求人へのあっせんが行われるが,この求職者に対してどのくらいの求人があるかを示した割合で,10人の求職者に対して5人の求人があれば0.5倍,5人の求職者に10人の求人なら2倍ということになる(いわゆる競争率とは逆の倍率で示される)。「有効」とは,公共職業安定所の求職・求人には通常2か月の有効期限があることから。完全失業率とともに労働市場の需要・供給の状態を表す重要な指標になっている。