*ゆうこうちゅう【有孔虫】 原生動物の根足虫類(こんそくちゅうるい)に属(ぞく)する海生の単細胞(たんさいぼう)動物。古生代カンブリア紀(き)以降(いこう),現在(げんざい)まできわめて多くの種類(しゅるい)が知られ,数万種(しゅ)にのぼる。ふつう石灰質(せっかいしつ)にとんだ殻(から)をもち,その直径(ちょっけい)は数mm以下(いか)であるが,10cmに達(たっ)するものもある。底生性(ていせいせい)の種(しゅ)と浮遊性(ふゆうせい)の種(しゅ)があり,前者は水深や水温,後者は水塊(すいかい)の性質(せいしつ)などによって種類(しゅるい)が異(こと)なる。 コーチ 有孔(ゆうこう)虫の化石は,過去(かこ)の環境(かんきょう)を知る示相(しそう)化石や,地層(ちそう)のたい積(せき)した時代を知る示準(しじゅん)化石として重要(じゅうよう)。