ゆうじょう【友情】 武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)の小説(しょうせつ)。1919(大正8)年発表。主人公の野島(のじま)は友情(ゆうじょう)あつい人物で,親友大宮(おおみや)の恋(こい)を成就(じょうじゅ)させるためには,どんなことをしてでも力を貸(か)そうと思っている。それにもかかわらず,最後(さいご)には友人の恋人(こいびと)をうばってしまう。『愛(あい)と死』とならぶ著者(ちょしゃ)の代表的(だいひょうてき)な恋愛小説(れんあいしょうせつ)。