*ゆうびん【郵便】 手紙やはがき・小包(こづつみ)などの郵便(ゆうびん)物を,一定の組織(そしき)によって国内・国外に送りとどけること。単(たん)に郵便(ゆうびん)物をさすこともある。電信(でんしん)・電話とならぶ通信(つうしん)の最(もっと)も一般的(いっぱんてき)な方法(ほうほう)である。信書(しんしょ)の秘密(ひみつ)を守り,国民(こくみん)が公平に,安い料金(りょうきん)で利用(りよう)できるように,国の事業として行われたが,民営(みんえい)化された。直接(ちょくせつ)には郵便(ゆうびん)局がとりあつかっている。◇近代的(きんだいてき)な郵便制度(ゆうびんせいど)ができたのは,1840年にイギリスで,ローランド=ヒルの提案(ていあん)によって郵便改革(ゆうびんかいかく)が行われてからのこと。わが国では1871(明治(めいじ)4)年,前島密(まえじまひそか)によって始められた。