ゆきぐに【雪国】 川端康成(かわばたやすなり)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)。1935〜47(昭和10〜22)年の作。雪国の美しい自然(しぜん)を背景(はいけい)に,都会人島村(しまむら)によせる芸者駒子(げいしゃこまこ)の悲しいまでに純粋(じゅんすい)でひたむきな愛(あい)をえがく。近代日本の叙情小説(じょじょうしょうせつ)の古典(こてん)とも評(ひょう)される名作。