(1997〜 )パキスタンの人権活動家。パキスタン北部のミンゴラで生まれる。教師である父ジアウディンの影響を受け,女性の立場の不公正・不平等を知って,女性が教育を受ける権利を主張した。イスラム原理主義組織タリバンによる女性の人権抑圧を告発したことからタリバンに敵視され,2012年に銃撃されて頭部を負傷。奇跡的に命をとりとめた後も,イギリスを拠点に女性教育の必要を訴え続けた。2014年に17歳でノーベル平和賞を受賞し,史上最年少のノーベル賞受賞者となった。「マララ基金」を通して,世界の子どもたちへの教育支援活動を行っている。