ゆりかごからはかばまで【揺りかごから墓場まで】 ゆきとどいた社会保障(ほしょう)を表す標語(ひょうご)。出生から死亡(しぼう)まで,人の一生のあらゆる事故(じこ)や出費(しゅっぴ)に対して生活保障(ほしょう)をすること。◇1941年に経済(けいざい)学者のベバリッジ(1879〜1963)によって提唱(ていしょう)され,イギリスの社会保障制度(ほしょうせいど)のスローガンともなった。しかし,これでは財政負担(ざいせいふたん)が大きいため,イギリスでは1980年代後半から「小さな政府(せいふ)」をスローガンとし,社会保障費(ほしょうひ)などを削減(さくげん)する政策(せいさく)をすすめた。