よきんじゅんびりつそうさ【預金準備率操作】 中央銀行が,金融機関(きんゆうきかん)が受け入れた預金(よきん)の一定割合(わりあい)を中央銀行に強制的(きょうせいてき)にあずけさせて,通貨(つうか)量(りょう)を調節(ちょうせつ)すること。中央銀行にあずけさせる金額(きんがく)の預金残高(よきんざんだか)に対する比率(ひりつ)を預金準備率(よきんじゅんびりつ)という。わが国では,1957(昭和32)年に「準備預金制度(じゅんびよきんせいど)に関(かん)する法律(ほうりつ)」が施行(しこう)され,この法律(ほうりつ)にもとづいて,預金準備率(よきんじゅんびりつ)が設定(せってい)された。かつて,預金準備率操作(よきんじゅんびりつそうさ)は,日本銀行の金融政策(きんゆうせいさく)の重要(じゅうよう)な手段(しゅだん)となっていたが,1991(平成3)年以来,実施(じっし)されていない。◇預金準備(よきんじゅんび)は支払(しはら)い準備(じゅんび)でもあるので,預金準備率操作(よきんじゅんびりつそうさ)のことを支払(しはら)い準備率操作(じゅんびりつそうさ)ともいう。