よこみつりいち【横光利一】 (1898〜1947)大正・昭和時代の小説(しょうせつ)家。福島(ふくしま)県に生まれる。大正末期(まっき)から昭和10年代にかけて川端康成(かわばたやすなり)らと『文芸(ぶんげい)時代』を創刊(そうかん),新しい感覚的(かんかくてき)な表現(ひょうげん)をこころみて「新感覚派(しんかんかくは)」とよばれ,それまでの古い文学や,プロレタリア文学に抗(こう)した「芸術派(げいじゅつは)」文学の先頭にたって活躍(かつやく)した。代表作に『日輪(にちりん)』『機械(きかい)』『旅愁(りょしゅう)』などがある。