(1878〜1942)明治・大正・昭和時代の歌人・詩人。堺市に生まれる。旧姓は鳳,本名晶。与謝野鉄幹の東京新詩社に入り,のち鉄幹と結婚。1901(明治34)年の歌集『みだれ髪』では,情熱的で大胆な官能の解放をうたって注目をあびた。以後,明星派の代表的歌人として近代短歌の興隆につくした。歌集はほかに『舞姫』『火の鳥』『白桜集』など。『源氏物語』の現代語訳もある。◇「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき」。
コーチ
晶子が日露戦争に従軍した弟を思ってよんだ「君死にたまふことなかれ」の詩は有名。