*よしだしげる【吉田茂】 (1878〜1967)昭和時代の外交官(がいこうかん)・政治(せいじ)家。東京(とうきょう)の生まれ。外交官(がいこうかん)として,イタリア・イギリス駐在(ちゅうざい)大使などをつとめ,1939(昭和14)年に退官(たいかん),第二次世界大戦(たいせん)中は隠退(いんたい)生活を送った。戦後(せんご),2つの内閣(ないかく)の外務大臣(がいむだいじん)をへて,1946年に日本自由党(とう)の総裁(そうさい)となり,第1次吉田内閣(よしだないかく)を組織(そしき)してから,通算7年2か月にわたって政権(せいけん)を担当(たんとう)。新憲法(けんぽう)の制定(せいてい)をはじめ,サンフランシスコ平和条約(じょうやく)・日米安全保障条約(ほしょうじょうやく)の調印(ちょういん),警察予備隊(けいさつよびたい)(のちの自衛隊(じえいたい))の創設(そうせつ)など,戦後(せんご)の日本の方向をきめるうえで大きな役割(やくわり)をはたした。