よしの【吉野】 奈良(なら)県南部の紀伊(きい)山地の中央部,吉野(よしの)川流域(りゅういき)を広くさす地域(ちいき)。吉野(よしの)の大部分をしめる吉野郡(よしのぐん)は,吉野(よしの)・下市(しもいち)・大淀(おおよど)の3町,東吉野(ひがしよしの)・黒滝(くろたき)・天川(てんかわ)・野迫川(のせがわ)・十津川(とつかわ)・下北山(しもきたやま)・上北山(かみきたやま)・川上(かわかみ)の8村からなる。吉野(よしの)スギの林業と観光(かんこう)がおもな産業(さんぎょう)で,吉野紙(よしのがみ)・吉野(よしの)クズ・アユなどが特産(とくさん)品。◇吉野(よしの)山(吉野(よしの)町)には南朝の皇居(こうきょ)がおかれた。