ラフマニノフ(セルゲイ=バシリエビチ=) (1873〜1943)ロシアの作曲家・ピアノ奏者(そうしゃ)。母親からピアノの手ほどきを受け,のちに,モスクワ音楽院でピアノと作曲を学び,在学(ざいがく)中にチャイコフスキーにみとめられた。1901年に作曲した『ピアノ協奏(きょうそう)曲第2番』が好評(こうひょう)を博(はく)した。1918年にアメリカ合衆国(がっしゅうこく)に亡命(ぼうめい)し,演奏(えんそう)と創作(そうさく)活動をつづけた。かれの音楽は後期ロマン派(は)のもつ叙情性(じょじょうせい)・感傷性(かんしょうせい)を特色(とくしょく)としている。そのほか『パガニーニの主題による狂詩(きょうし)曲』『交響(こうきょう)曲第3番』,交響(こうきょう)詩『死の島』などがある。