らんそうるい【らん藻類】 ユレモやネンジュモなどのように,体が単細胞(たんさいぼう)や群体(ぐんたい)・糸状(しじょう)体などで,青紫(せいし)色の藻類(そうるい)。分類(ぶんるい)上は門(もん)の1つとしてあつかわれる。青紫(せいし)色の色は細胞(さいぼう)の中にフィコシアニン(らん藻素(そうそ))という色素(しきそ)をたくさんふくむことによる。細胞(さいぼう)が分裂(ぶんれつ)して2個体(こたい)にふえるので,分裂藻類(ぶんれつそうるい)とよばれる。全世界に約(やく)1500種(しゅ)知られ,そのうち日本には600種(しゅ)生育する。淡水(たんすい)にも海にも広く分布(ぶんぷ)する。 コーチ らん藻類(そうるい)の細胞(さいぼう)には,核膜(かくまく)でしきられた核(かく)がない。このようなものを原核(げんかく)生物という。