りくちゅう【陸中(国)】 明治(めいじ)時代の初期(しょき)に,一時的(いちじてき)におかれた国名。現在(げんざい)のほぼ岩手(いわて)県にあたる。1868年に陸奥(むつ)が5国に分かれたときの1国で,1871年に盛岡(もりおか)県・一関(いちのせき)県がおかれたのち,1876年に岩手(いわて)県となった。翌年(よくねん)に鹿角郡(かづのぐん)が秋田(あきた)県に,陸前(りくぜん)国の気仙郡(けせんぐん)が岩手(いわて)県に編入(へんにゅう)された。