リストロサウルス 中生代三畳紀(さんじょうき)前期に生息した哺乳類(ほにゅうるい)型(がた)は虫類(るい)。全長約(やく)1m。沼(ぬま)や川に住み,1対(つい)しかないきばを使って水草を引きぬいて食べ,現在(げんざい)のカバのような生活をしていたと考えられる。化石は,アフリカ・中国・インド・ロシア・南極大陸(なんきょくたいりく)で発見されている。 コーチ 熱帯(ねったい)に住むこの動物の広い分布(ぶんぷ)は,三畳紀(さんじょうき)ごろに現在(げんざい)のそれぞれの大陸(たいりく)が陸(りく)つづきで,巨大(きょだい)なゴンドワナ大陸(たいりく)をつくっていたという理論(りろん)の証拠(しょうこ)となっている。