西アフリカ,大西洋に面する国。政体は共和政で,元首は大統領。首都モンロビア。内陸部は標高200〜400mの高原で,海岸ぞいに平野が広がる。米・コーヒー・サトウキビ・天然ゴム・木材などを産す。国の経済をささえるのは木材・天然ゴム。かつて穀物海岸または胡椒海岸とよばれた地で,1822年アメリカ植民協会が解放奴隷をひきいて入植。1847年アフリカ最初の共和国として独立。1889年末に内戦が始まり,経済危機におちいったが,2006年に発足した新政府のもとで再建が行われている。面積:11.1万km2,人口:399万。
〔国名の由来〕
アメリカ合衆国の解放奴隷が帰還して建国した国で,英語のリバティ(自由)から命名したもの。
〔国旗の由来〕
国旗も星条旗をモデルとし,11条の紅白は独立宣言に署名した11人を表し,左上の星はアフリカ初の共和国誕生を示す。
コーチ
船舶にかかる税金が安く,世界各国の船主が便宜的に船籍を同国におくため,商船の船舶保有トン数はパナマについで世界第2位。