リホンチャン【李鴻章(りこうしょう)】 (1823〜1901)中国,清末(しんまつ)の政治(せいじ)家。太平天国(たいへいてんごく)の乱(らん)の鎮圧(ちんあつ)で活躍(かつやく)し,曽国藩(ツオクオファン)のあとをついで,北京(ペキン)をふくむ3つの省(しょう)の最高責任(さいこうせきにん)者に就任(しゅうにん)。洋務(ようむ)運動(中国の近代化運動)をすすめ,北洋海軍(かいぐん)など近代化された軍隊(ぐんたい)をにぎり,外交でも日清戦争(にっしんせんそう)の講和交渉(こうわこうしょう)や対ロシアとの外交,義和団事件(ぎわだんじけん)の処理(しょり)など,死ぬまで清(しん)朝をささえた。