りゅうび【劉備】 (161〜223)中国,三国時代蜀(しょく)の建国(けんこく)者(在位(ざいい)221〜223)。劉玄徳(りゅうげんとく)ともいう。前漢(ぜんかん)の景帝(けいてい)の子孫(しそん)という。黄巾(こうきん)の乱(らん)の混乱(こんらん)中に勢力(せいりょく)をのばし,軍師(ぐんし)に孔明(こうめい)(諸葛亮(しょかつりょう))をむかえ,208年赤壁(せきへき)の戦(たたか)いに勝ち,翌年四川(よくねんスーチョワン)(蜀(しょく))を平定して魏(ぎ)・呉(ご)と天下を3分した。221年,後漢(ごかん)をつぐと称(しょう)して成都(チョンツー)で即位(そくい)。呉(ご)との戦陣(せんじん)中に没(ぼっ)した。