りょうじんにっき【猟人日記】 ロシアの作家ツルゲーネフの短編小説(たんぺんしょうせつ)集。25編(へん)からなる。1847〜1852年の作。農奴(のうど)制(せい)下のロシア農民(のうみん)のすがたを詩情(しじょう)ゆたかにえがいた作品で,のちの農奴解放(のうどかいほう)に大きな役割(やくわり)をはたした。◇1888(明治(めいじ)21)年に二葉亭四迷(ふたばていしめい)の名訳(めいやく)『あひ(い)びき』によって,その一部がわが国に紹介(しょうかい)され,明治(めいじ)の作家たちに深い影響(えいきょう)をおよぼした。